下記に紹介する外道レシピ。(誰でも掲示板より抜粋)
魚たちには失礼な呼び名かもしれません。
釣り用語で狙った以外に釣れた魚を外道と呼ぶんですね。
って事は、アジ狙いでヒラメが釣れても外道って事かな?!(^^ゞ
いずれにしても釣った魚を美味しく食べたいものです。
釣り人の特権”鮮度”これに勝る魚ネタはありません。
更に美味しく食べる秘訣は『何でも活き〆!!』
クサヤの作り方・ボラのレシピ・ドンコのレシピ他

くさやの自作 1 投稿者:PON 投稿日:2004/05/29
届いたくさやは梱包してあっても仄かににおう。
大きなアジが入っていたが、冷蔵便ではなかった。この秘密は後に解明される。
初めて経験するにおいだ。だが、いやな臭いではない。
焼くとそのにおいは更に強くなった。が、毛嫌いするようなにおいではない。
味はうまい!激しく旨いのだ。飲み込むのが惜しいくらいの旨さ。

貴重なものなので半身ずつ日を換えて食べたが、
ある日「これ作れないかな?」と発想。
なぜかというと、知り合いに「カスピ海ヨーグルト」をもらって作り始めていたから。
「ヨーグルトは乳酸菌だ。くさやはくさや菌だ。やってみよう!」
作り方なんか知っているわけがない。
頼りは、かなり昔だがテレビのくさや作業場の映像。興味を持つと忘れないもんだ。

頂いたくさやは、青ムロと呼ばれるアジ。標準和名はクサヤモロ。
くさやにもっとも適した魚である。  つづく
作るぞ! 2 投稿者:PON 投稿日:2004/05/29
 いよいよ、くさや作りに挑戦だ。
●用意したもの
@くさや…青ムロの頭部・腹部・尾部 つまり身のあまりないところ。
(身はもったいなかった)
A塩水…天然塩を使用。濃度は3% 海水と同じ。
昔は海水を使っただろうと仮定した。
B 魚 …新鮮なもの。冷凍サンマだったと思う。
C容器…ホームセンターで買ったコンテナ。

◎記憶のテレビ映像では、魚を開いて内臓を取り除き、くさや汁に浸け込んだ。
※開いた身には「血液」が付いていたので同様にする(ここが重要)

コンテナに蓋をして、さあどうなるか。未知の世界だ。 つづく     
くさやになるのか 3 投稿者:PON 投稿日:2004/05/30
コンテナは台所の冷凍庫の上に乗せ、通るごとににおいを嗅ぐ。
何日も変化がない。
島とは気象条件が違うから、くさや菌の繁殖に適さないのか。鹿島だけどね。
それとも、種くさやをケチったのがまずかったか。
それでも腐り始めることもないので続けた。

それから何日目かは憶えていないが、ついに変化が現れたのだ。
酸っぱいにおいが台所に充満していた。劇的な変化だ。
くさやのにおいではないが。
塩水の表面には白い膜、何かの菌が繁殖している。
数日後、においが変化してきた!微かだがくさやの「匂い」だぞ!
さっそく魚を浸けて干したくなった。鮮度のいいサンマを買う。
一時間くらい浸けてから、干し網に入れて陽に当てた。
塩水の匂いは弱かったが、陽に当てると匂いはずっと強くなった。
間違いなく、くさやの匂いである。やったーっ!

一日干してから食べたが、これがうまい!
匂いは親くさやと同じではないが、とにかくうまい。
大成功だ!?  つづく
大成功と思ったが 4 投稿者:PON 投稿日:2004/05/31
くさや汁が完成して大喜び。実際くさやが作れるとは思ってなかったもんな〜。

(画像はPONくさや汁。左が古汁 右が新汁 
新汁が少し赤っぽいな、ちょっと元気がなくなってる。)

くさや汁の匂いはだんだん強くなり、家中に充満している。
これなら気に入らない来訪者も即刻退散だな。ありがたいことだ。
●ここで解説。
そんなものを家の中に置いていたら、匂いが染みつくんじゃないか、と思うでしょ。
おれも、初めてくさやを焼いた時にそう思ったので、Kさんに訊いてみた。

P 「kondoさん、美味しいんだけどにおいが取れなくなったら困りますね〜」
K 「PONさん、くさやは、においが染み付くことはないから心配いらないですよ」
そのとおりで、換気さえしっかりやれば、においは残らないのであ〜る。
来客があるときは、容器を風呂場に移動してから、窓を開けて換気。これでOKだ。
●解説終了
ところが、強い匂いを放っていたくさや汁が、突然匂わなくなったのだ。
えらいこっちゃ! つづく
えらいこっちゃ 5 投稿者:PON 投稿日:2004/05/31
朝、寝室を出ると必ず鼻をくすぐったくさやのにおいがない!
容器に近づいても少しもにおわん。
昨夜は匂っていたのだ。鼻は詰まってなかった。
釣りの弟子、「高知の友人」に連絡してみる。
(Kさんに頂いたくさやを弟子にも味見させていたのだ。
初めてくさやを食べた弟子曰く、「こじゃんと美味しい、
匂いは独特じゃけんど、嫌じゃないきねぇ」
くさや汁が完成したとき、「私もくさやを作りたいちや」などと言うので、
くさや汁を分家してあった。)

「おまんのくさや汁はちゃんと匂ってるか〜?」
(高知弁で、「お前」は「おまん」になる。)
弟子から来たメールには、「私のくさや汁も匂わんがよね」
なんと、同時に一晩にして匂いが消えてしまったわけだ。
同じやり方だったからな。
「大変だ、くさや菌が死んじゃった、それとも弱っただけなのかな」
ショックは大きい。

原因はなんだ。
@魚を浸ける時間はだいたい一時間。くさやを作らない時はなにも入れてない。
Aそれと、攪拌も魚を浸けた時にしかやってなかった。
つまり考えられるのは、くさや菌の「餌不足」と「酸素不足」
それしか思い浮かばない。

くさや汁をかき回した。
新鮮な冷凍サンマを6尾買ってきて、血がついた開きを汁に入れた。
観賞魚用のエアポンプでブクブクさせる。

半分以上諦めていたのだが、数日後から匂いが徐々に復活。
ほんとうに嬉しかった。
それからは、餌を定期的に与えるようにしている。
エアーポンプはホースが移動に邪魔なので使用をやめて、
手動で汁を攪拌している。  つづく
ペットと同じ 6 投稿者:PON 投稿日:2004/06/0
きょうも元気だ、くさやがクチャイ。
この一件があってから、以前にましてくさやがいい匂い。
帰宅して玄関を開けた時の匂いは、愛犬に歓迎されているようだ。
これでもう失敗することもないだろう、じゃインタネット検索してみよっと。
製作過程を楽しみたかったので、一切くさやの情報は調べなかったのだ。
いや〜、おどろいた。PONくさやとは作り方が違うぞ! つづく
長くてすんません 7 投稿者:PON 投稿日:2004/06/01  
本場のくさやとPONくさやの違い。
●魚の処理
PON 魚を開いたら内臓を取り除く。
血合い、身についた血液はそのままで浸けこむ。
本場  内臓だけでなく、血合い、血液も丁寧に取り除き、
水洗いしてから浸けこむ。
●浸け時間
PON 開いたサンマで60分が基準。
本場  一晩くらい。   *どちらも魚の大きさで浸け時間は変わるが、
本場の方がずっと長い。
●浸け終ってからの処理
PON くさや汁を手でしごいて落とし、干物ネットで天日乾燥、風乾燥。
本場  丁寧に水洗いして、くさや汁を残さない。機械乾燥、天日乾燥。

浸け時間の違いは、そのまま干すか、洗って干すかだ。

本場の作り方を見たときに、へー、そうなんだやってみよー!
浸け時間を変えて三回作ってみた。PON式の方が旨かった。
くさや菌の組成が違うからそうなったのかも知れないが本場式はもの足りない。
クセが少ないからこの方が一般向きかもね。

だが、本場式などと決めていいのだろうか、古い記憶のくさや作業場では
血だらけの魚を浸けていたのだ。
丁寧に洗うようになったのは、くさやのイメージアップ作戦かな。 
まだつづくよ
作りたくなったかな? 8 投稿者:PON 投稿日:2004/06/01
PONくさや汁、今現在の飼育仕様です。
●容器
 コンテナは移動に不便なので、コマセバケツに換えた。バケツは2セット。
ハンドルをもってクルクル回し、汁を攪拌できる。
 蓋は、洗濯ネットの特大を100円ショップで購入。
 ハエやゴミが入らなくてよい。ゴムバンドを掛ける。
●塩水
 濃度3% 減った分を補充する。
 天然塩と井戸水でずっとやってたが、最近は海水を堤防の先まで汲みに行く。
 沖釣り師は、きれいな水を汲めるからいい。
   コマセ類が入る前に汲むといいよ、Ogaちゃん。
 海水の方が、くさや菌の健康によさそうだから。プロは塩と水。
●餌
 魚の切り身や新鮮なマグロやカツオの血合いが好物。
 釣った魚のアラ 骨や頭などもいい餌だ。
 給餌頻度は一回の量にもよるが2〜3日ごと。少量なら毎日。
 古くなった餌は取り出す。魚の頭は骨だけになる。
 くさやを毎日作るなら餌は必要ないが、そんな人はいないよね。 
●色と味見
 健康なくさや汁は茶褐色。元気がなくなってくると赤っぽくなってくる。
 ときどき味見、塩加減。子匙に一杯なめる。おれは飲んじゃう。うまい!
●攪拌
 くさやを作る時は必ずかき回す。普段は気付いたらクルクル回し。
●置き場所
 調べると低温が好きらしい。PONくさや汁は居間にある。
作るならどうする 9 投稿者:PON 投稿日:2004/06/01
もう全部準備した、あとは種くさやを手に入れるだけだ、なんて人はいないか。
でも、くさやを入手しないと始まらないことは事実だね。
入手方法はいくつかある。
@通販 Aくさやを置いている店を探す。B島に旅行に行く人にたのむ。
C島まで買いに行く。
A〜Cは不可能に近いな。インタネット通販で入手が現実的だろうね。
「くさや」で検索すれば、くさやの通販商店がたくさん出てくるでしょう。

通販で注文すれば問題ないか? ないともあるとも言えるんだな。
なぜかというと、今のくさやは食べやすいように匂いが少ない物が多い。
そのようなくさやは、くさや菌の数が非常に少なく、培養出来ないかもしれない。

実はkondoさんに、最近頂いたくさやがそうだった。
○島でいちばんの老舗のくさやだったが匂いが少ない。
とっても美味しいんだけど、くさくないらしい。
これなら、くさやを嫌ってる人でも抵抗なく食べられるなと思った。
くさや汁になるかと浸け込んだが、結局くさや汁にはならなかった。
最初にkondoさんから頂いたくさやは、本当の本物のくさやだったわけ。
梱包の上から匂っていたもんね。味も最高だった。その子孫がPONくさや汁。

今のくさやは匂いが少ないものばかりなのか知りたくて、○島のくさや組合に
メールで質問した。
そしたら、直接自宅に電話が掛かってきた。問い合わせ内容の確認だった。
おれは、昔ながらの匂いの強い、くさやらしいくさやはありませんかと訊いた。
すると、「今は、そのようなくさやは作ってないです。匂い控えめが中心です」
だった。さらに訊いた、「浸け込むときに血を洗わない、くさや汁も洗わないで
干したくさやはありませんか?」と。相手は「ない」と答えた。
自分ながらすごいことを質問したと思ったが訊かずにはいられなかった。

そんなわけで、通販で買ったくさやが必ず種になるかはわかりません。
注文する時に匂いが強いもの、と指定する方がいいです。

★鹿嶋まで取りにこられるのなら、種をお分けしますよ。
最高のくさや汁だもんね。
                  まだつづく
くさや環境は 10 投稿者:PON 投稿日:2004/06/02
どうしたらくさやを作れるか(食せるか)
やはりこの話題を語らないわけにはいかないね。「におい」
作ることよりまずは焼くこと。あなたの家庭事情、住宅環境はどんなもんか。
●くさや可能の条件
a 家族の理解 b 近所に家が少ない c 近所が皆くさや好き d 豪邸 
e 強面など。おれはabeだな。

くさやの焼き方でもずいぶん違う。
・網で焼くのではなく、樹脂加工のフライパンを使う→ 煙がかなり少なくなる。
・夜中に焼く。近所が寝静まった頃くさやパーティ。 
これは通販の商店のお奨め(笑)
・夜中に焼いたものを、あとで暖めて食べる。電子レンジは× 
近所をくさや好きにしてしまうのが一番なんだけどな。 つづく
休憩タイム 投稿者:PON 投稿日:2004/06/02
いままで作ったくさやを紹介しようかな。
これはニベ(イシモチ)
サンマ・カンパチ・わかし・メバル・ドンコ・マルソーダ開き・チダイ・しろぐち・ニベ
ホッケ・マアジ・ウサギアイナメ・セイゴ・マグロ赤身・マグロ血合い・豚レバー
とびうお・スルメイカ・アイナメ・ウミタナゴ・ゴマサバ・アカカマス・めじな・カレイ 
こんなとこかな。とくに旨いのは、スルメイカ、サンマ、カンパチ・ワカシ、
とびうお、カマス、豚レバー。レバーは別容器で作ったよ。
くさやの干物だ! 11 投稿者:PON 投稿日:2004/06/03
皆さん、くさや汁の準備は出来たかな。じゃ、くさやの干物作りいきますよ。
自分で作るんだから、魚種、塩加減、干し加減は自由にやれるってことだ。
自分好みのくさやが出来るぞ、楽しいぞ (*^^)v

魚は、釣ったもの、買ったものどちらでもいいけど、鮮度がいいもので作ろう。
くさや菌の能力は凄いとはいえ、鮮度の落ちたものを美味しくすることは出来ない。
ほかの魚料理同様、味は鮮度で決まってしまうんだ。
せっかく手間を掛けるんだから、最高に旨いくさやを作ろうではないか。
そーでしょうお客さん!

サンプルは手に入りやすい基本魚・冷凍サンマでいくぞ。 PON式だからね。
@ 開く
魚を洗ったら、背開きか腹開きかを決める。背と腹の曲線を見て、
カーブのきつい側から開く。
曲がりが大きい側を残すと、開いた時平らにならず歪む。とくに丸い魚。
アジ類は腹開きだ。

サンマは細長いので、やりやすい背開きにする。頭は割らない。
頭を右、腹を向こう側にして、胸鰭の直後から包丁を直角に骨まで入れる。
(右利き)背骨にそって包丁を入れ、尾の近くまで開く。
このとき左手の指で魚の腹を押さえ、包丁の切っ先を、人差し指の第一関節に
当てながら包丁を進めると楽に開く。
ウナギの割き方と同じ。案外簡単だからやってみよう。
切っ先は皮を突き抜けないもんだよ。
開いたら内臓を取り除く。エラや心臓、骨の血合いは取らないのはPON式。
(取ってもよい)

A くさや汁に浸け込む
開いた時についた血液はそのままで浸け込む。
(ウナギの蒲焼だって血がついたまま。気にしない。)

B 浸け時間
身の厚みと、どの程度の乾き具合に仕上げるかで、浸け時間は違ってくる。
PON式は3%の塩分濃度。大きいサンマで60分が基準。
堅く仕上げる時は、浸け時間は短くなる。(サンマではやらない)

C さあ干すぞ。
汁からサンマを取り出すと、まだ血が出てくるから、しごいて落とす。
もう一度汁にドボンと浸けてから取り出す。
  干物ネットに皮を下にして並べ、4〜8時間天日干しだ。
  日照、風、気温、湿度で乾き具合は変わる。

D 仕上がり
サンマだと色が濃い茶色に変わっている。脂が浮いているはず。
保存するなら脂は紙で吸い取る。

E 干し時間の違い。
脂肪の多い魚と少ない魚で決定的に違ってくるんだな。
サンマのように脂が多い魚は、長時間干す堅いくさやには向かない。
長くかかると、脂肪が酸化して味を落とす。
さすがのくさや菌でも、抗酸化作用はないようだ。 
ほかの脂肪が多い魚も同様。

脂肪の少ない魚の場合、乾燥時間は自由だ。
堅く仕上げたければ、浸け時間を短くして2〜3日干す。
季節によって脂の乗り具合は違ってくるから、対応は臨機応変ってことだね。
通常歓迎されない、脂肪の少ない魚こそ、くさやに適しているんだな。

F 焼いて食う。
サンマは脂が多いから、網焼きだと煙がすごい。そこでフライパンだ。
こびりつかないフライパンで、そのまま中火で焼いてごらん、
煙も少なくいい感じだぞ。
身側をしっかり焼いて、皮側は短時間。
ご飯のおかずに最適だ。もちろんこれを肴に一杯もいいでしょう。
保存は冷蔵・冷凍。
以上、サンマを例に、開いてから完成まで。 もう少しつづく
くさや菌の威力 12 投稿者:PON 投稿日:2004/06/04
くさや菌は不思議な生き物で、いろんな特長がある。
いちばん驚いたのは、干物の鮮度が落ちない。

雨が降ってきて干せなくなった時、車庫の屋根の下に一時避難でぶら下げ
るんだけど、風通しが悪く鮮度が落ちるだろうと、すぐに冷蔵庫に入れていた。

その作業が面倒になったので、もう鮮度が落ちてもいいやと
そのまま一晩ぶら下げておいた。梅雨時だ。
翌日も天気が悪く車庫。次の日やっと陽が出てなんとか干物完成。
鮮度が落ちてまずいだろうな。しかし食ってみるとこれが旨い。
鮮度が落ちてる味ではない。
普通の干物じゃこうはいかない。これはくさや菌がなにか作用してるなと思った。

後に調べて見ると、くさや菌の力は強力で他の微生物の繁殖を許さないらしい。
だから、腐敗菌、食中毒の原因菌なども繁殖できないのだ。
これで、頂いたくさやが冷蔵便で配達されなかった意味がわかった。
くさやの干物は長期間保存していても、味がほとんど変わらないんだな。
乾燥するくらい。
さすがに常温保存はしてないけどね。冷蔵庫か冷凍庫。

むかし島では、怪我すると傷口にくさや汁を塗っていたそうだ。
消毒と化膿止めだな。
傷に塩水はかなり痛そう。ちょっと真似できないな。
くさや菌の威力 13 投稿者:PON 投稿日:2004/06/04
くさや菌のもうひとつの実力は「旨みがこじゃんと増えること」。
くさや菌がアミノ酸の組成を変えるんだ。
何がどう変わるのかは不勉強でわからない。

とにかく格段に旨くなる。深みのある味になるんだなこれが。
従来の干物と同時に作って、一緒に食べ比べるとその違いは顕著。
普通の干物はもの足りなく感じる。

たとえば、刺身用のスルメイカで作ってごらんなさいよ。
甘みがあって驚くよ。柔らかめ、堅め、どちらに仕上げても絶品! 
堅い方はするめの10倍の旨み。
豚レバーも同様、砂糖が入ったように甘くなる。(邪道と言うなかれ)
どちらも炙って食べると、ビールが旨いことこのうえなし、
焼酎日本酒etcも同様。

旨いから「臭い」が我慢できると思ってるんじゃないの?ちがうんだな。
「うまい!」と「匂い」がシンクロするのである。
あ〜いい匂い、腹減ったな食いたいな、ってことになるのさ。

分家用のくさや汁は用意したよ。遠慮なく受けとりに来てくれたまえ。
その前に、試食するのが先かな?
最終回 投稿者:PON 投稿日:2004/06/05
くさやが自作できることがわかってもらえたと思います。
そんなもの食わなくたって関係ない、そう、そのとおり。
でも一度は食べてみる価値がある食いものでしょうね。

身体に良い発酵食品の最上位に位置するすぐれもの。
一回食べたら話のネタになり、それを作ってる、となったら人気者!(変人?)
くさやは、伊豆諸島の歴史、発酵科学そのほか、話題には事欠かないでしょう。
夏休みの自由研究にも最適かと思われます。

皆さんが作ったくさやを持ち寄って、味比べのくさやパーティなんかいいですね。
今、冷蔵庫で作れるくさやを弟子と共に研究しています。
臭いの心配の少ないくさや。もしも完成したら報告します。
長々と御清読ありがとうございました。

ぼらグルメ 1 投稿者:PON 投稿日:2002/10/20(Sun

haruさん、みなさんこんばんは。
ボラを食べた人、食べてみようかなと思っている人が
チラホラ出てきたので、ボラグルメ第一弾いきます。

●カツレツ
私はこれが一番美味しいと感じました。ボラ初心者に最適です。
【材料】
大きめのボラ、白ワインか日本酒、塩コショウ、小麦粉、牛乳、
パン粉、植物油、ニンニク少々、ウスタソース、ケチャップ、醤油など。

【作り方】
・ボラは三枚におろして腹骨をすき取り、片身を使います。
・大物以外は血合い骨は気にならないので取らなくてもOK。
・白ワインか酒を軽くふりかけ、塩コショウをして冷蔵庫に10分くらい置く。
・これに衣をつける。普通は小麦粉、玉子、パン粉の順につけるが、
 私は、小麦粉と牛乳を混ぜてトロ〜ンとしたところに入れてから
 パン粉をつけてる。
・フライパンに油を多めに入れ、揚げるように焼きます。皮から。
・美味しそうなキツネ色になったら返す。
・焼き上がる少し前に、ニンニクのみじん切りを少量油に落として香りつけ。
・焼き上がったら、ウスタソース、ブラウンソース、タルタルソースなどで味わいます。
*フライパンの、ニンニク・魚の香りがついた油に、白ワインと醤油を入れて
 煮立たせたソースをかけても美味しいです。レモン汁はお好みで。
・塩味だけでも美味しくいただけますよ。

カツレツは他にセイゴ・黒鯛・メジナなどでも美味しいです。
ムニエルもいけますよ。  次回は「ボラ飯」


ぼらグルメ 2 投稿者:PON 投稿日:2002/10/23(Wed)

haruさん、皆さん、こんちは。
第二弾ボラめしです。PON式ワンパターンと、本場のボラめしの二つを紹介します。
●今回は私の炊き込みごはん。鯛めし、タコめし、ハマグリめし、鶏めしなど、み〜んな一緒。
【材料】
骨を除いたボラの身、干しシイタケ、米、酒、醤油、水。
【作り方】
@炊飯器に米・醤油・酒を入れ、水は白米ごはんより少し多目に設定。
Aここにボラの切り身と、もどした干しシイタケのみじん切りを入れて炊く。
B炊きあがったら、お好みでネギ、ショウガなどを加えてもよい。

○ボラは身だけを入れるので少量だとダシがあまり出ないが、そこを干しシイタケが補う。
○皮が気になる人は入れなくてもよい。
○醤油の加減は目分量でやっているので、一度、鶏めしでも作って確認してください。

このボラめしは高知の人に言わすと、「ボラの旨みがシイタケなどで消えてしまう、
骨が入らないので本当の味が出ない」と批判されました。
でも、ボラ初心者には入門しやすいと思います。
 次回は本場のボラめし。


ぼらグルメ 3 ボラめし 投稿者:PON 投稿日:2002/10/24(Thu)

haruさん、皆さんこんにちは。
本場のボラめしです。日本各地に本場ものはありますがそのひとつ。
「これぞボラめし」と言えるボラ好きにはたまらない炊き込みごはんです。
【材料】
大きいボラ、米、日本酒、醤油、水。
ボラは内臓、ウロコ、ヌメリを丁寧にとる。頭はなくてもよい。
【作り方】
@スープをとる。ボラは丸のまま、またはいくつかに切って鍋で煮る。
 酒をここで入れてもよい。
A十分にダシが出たら魚を出して骨を除き身をほぐしておく。
B炊飯器に米、酒、醤油を入れるのは同じ。水でなくボラのスープを入れる。
Cほぐした身を入れて炊きあげる。
○ぼらグルメは何も加えず食べます。薬味を散らして食べてもいいですよ。
○スープに酒、醤油か塩、ボラの身を入れるとボラ汁です。
○丁寧に処理をしたボラはまったくクセがありません。驚きますよ。


ぼらグルメ3 生系 投稿者:PON 投稿日:2002/10/30

haruさん、ボラを愛する皆さんおはよ。
生でいただくボラ料理です。サッパリ系なのでなんでもできますよ。
●刺身
これからは脂が乗ってかなり旨くなるそうです。脂の少ないものは少し物足りないので工夫すると美味しいです。クセがないのでなんでもOK。
@味噌たたき
ボラの身を細かく刻んでネギ、ショウガ、味噌と一緒にたたいたもの。アジでおなじみ。醤油でも美味しい。
A醤油漬け
刺身を醤油+酒に漬けただけ。または醤油、みりんを煮立てた物に漬けても美味しい。ボラに限らず、メジナ他白身の魚によく合う。ネギ・白ごまを入れた茶漬け最高!
Bヌタ
たみさんのおすすめ料理。刺身を酢みそで食べるのとはちょっと違った美味しさ。
私は白みそ、みりん、酢を合わせた物を火にかけ、みじん切りのネギを入れて刺身にかけました。
●手こね寿司
昨年ワカシで紹介しましたが、サッパリ系の魚に合います。
○醤油・みりんを煮立てた漬け汁(冷)に刺身を漬け、ベッコウ色になったら取り出す。
○酢を加えた漬け汁を炊きたて飯に混ぜたところに刺身と白ごまを入れてまぜまぜ。これが基本。
○具はなんでもOK。絹さや・錦糸玉子・甘煮シイタケなど。
○漬け汁は甘めにした方が私は好きです。地方色豊かな混ぜ寿司。
○ボラのアラ汁がよく合います。


ぼらグルメ4 加熱系 投稿者:PON 投稿日:2002/10/30

haruさん、ぼらグルメの皆さんこんばんは。
加熱のボラ料理です。
●蒲焼き
三枚におろした片身を使う。小麦粉をまぶし、植物油を引いたフライパンで皮目から焼く。いい色に焼けたら醤油1、みりん2の合わせタレを入れ味つけ。濃いときは酒でのばす。タレを魚にからめて完成。そのままでも、粉山椒をかけてもうまい。
●酒蒸し
深めの皿に昆布を敷きボラの切り身、ネギをのせたら、酒・醤油をふりかけ蒸す。蒸し上がりに柚子やスダチを絞れば風味最高。 皮がうまい! ぜったい熱燗!酒だけふりかけ、出来上がりをポン酢醤油で食べてもよい。具は他にシメジ、エノキなどお好みでどうぞ。 当然のことボラ鍋もうまい。
●そぼろ
「本場のボラめし」でスープをとった後のボラの身をほぐしてフライパンに入れ、醤油1、みりん2、酒少々のタレ水分がなくなるまで炒って完成。生からのときは電子レンジで加熱してからほぐす。
●ムニエル
カツレツと作り方は同じ。衣が小麦粉。焼き上がった後、フライパンに残った油に、白ワイン・醤油を入れ煮立てたソースが最高に合う。
●甘酢あんかけ
三枚におろした片身で作る。唐揚げにしたものに炒めた野菜+甘酢あんをかける。
●アラ汁
刺身やカツレツなどで除いた中骨、腹骨で作る潮汁。酒、醤油、ネギ。
●ほかに天麩羅、フライ、酢豚風、南蛮漬け、干物、などなど。

以上、簡単に説明しました。結局何をやっても美味しいってことであります。脂がのってなくても美味しかったです。
鯛並にうまいは本当でした。鯛より料理に自由がありますね。やりたい放題です。しつこいようですが、釣った後の処置が美味しいボラを食べるための絶対条件です。


ぼらグルメ まとめ 投稿者:PON 投稿日:2002/11/02

haruさん、皆さん、おはよ
ボラ食べた方、うまくてビックリしたでしょ?
たぶん、おっかなびっくり口に運んだことでしょうね。
私もそうでした。例の高知の友人がすべての始まりでした。
ニロギの煮付け、ボラ汁を懐かしむ人。
ニロギを釣りに灘漁港にいって、
ニロギよりボラが釣れてしまい本人大喜びでした。
「ボラ汁楽しみだな、フライを作るから後で食べてくれ」と言われたけど、
もしまずかったらなんとコメントしたらよいのか、かなり心配でした。
あとは皆さんご存じの通りです。「あれ?そんな、うそだろ!」こんな感じ。
初めはおいしいのに、どこかもう一つ納得できない部分があったけど
これは、過去の忌まわしい記憶があったからでしょう。
レシピの補足をしますと、焼き物、煮物がおいしいのは当然ですよ、
丸より、三枚、二枚におろしてからの方が食べやすいし、見栄えがいいです。
「ボラの刺身は朝日」の話を高知の人にしたら、
「ほんとだね、刺身は朝日新聞の旗そっくりだね」と言ってました。
朝日、日の出、どちらもボラの身の美しさを表現してますね。
haruさん、皆さん、ボラを食べて幸せな気分を味わいましょう!


haruコメント:PONさんボラのレシピありがとうございます。
ボラは生臭い?っていうイメージでしたね。食わず嫌い?
私も今まではリリースでしたが、カツレツ&ボラめしに惹かれます。
海水のきれいな所のボラで試食してみたいです。
鹿島でボラ釣れたら活き〆で持ち帰ろう〜。(^○^)

外道?グルメ 投稿者:PON 投稿日:2002/11/12

haruさん、ソゲさん、みなさんこんちは。
ソゲさんのリクエスト、外道たちの食です。ドンコ、キュウセン(ベラ)、メゴチ他。
この三種に共通するのは、小型は料理しにくいってことです。大きいほど美味しい。
ドンコはいよいよシーズンイン。キュウセン、メゴチは終盤か。

【キュウセン】
瀬戸内では専門の船が出るほど人気がある魚らしい。五井沖堤で結構釣りました。
体色を気にしなければかなり美味しい魚です。青でも赤でも。
●刺身  大型は刺身最高。 ●煮つけ、塩焼き  ●天ぷら 絶品!
●酒蒸し また?と思うでしょうがうまいから。熱燗の友。  
●ホイル包み焼き ネギやキノコと。洋風でも和風でも。オイルをかける。
キュウセン以外のベラだって美味しいですよ。ササノハベラ、オハグロベラなど。
ヌルとウロコが硬いので嫌われるけど、釣ってすぐしめ、酢水でヌルを取れば
キュウセン同様うまい。やや磯臭みあり。

【メゴチ】 解説の必要がないくらい超美味な魚ですよね。
ヌメリを取ることと、おろし方さえ知ってればまったく問題なしです。
ヌルは酢水でしょ、背びれの後ろから包丁を皮に浅く入れ、頭に向かって・・省略。
●刺身 コリコリで甘い。キス、ハゼと食べ比べると面白い。ハゼとトップ争いか。
●煮つけ ピーッと身が反り返る。煮つけでしか食べない人を知ってる。
●天ぷら 説明不要。キスより上。大型は三枚おろし、普通は松葉型で揚げる。
●小型を丸のまま唐揚げにするとうまいらしいが、やったことない。

【ウミタナゴ】これからよく釣れるのでついでに。
今釣れている大型はメバルより美味しいのに驚いた。23〜27.5cm。
釣り上げてすぐ血を抜かないと身が柔らかくなってしまうので注意。
●刺身 今、脂が乗っていて最高。7月頃にもヒラメよりうまいタナゴがいる。
●すり身を使った料理。団子汁、薩摩揚げ、蒸しもの、みな同じタネで作れる。
●酒蒸し またまた熱燗、こればっかり。
●煮つけ、塩焼き、干物、タナゴ汁。
●天ぷら なんと言ってもおすすめはこれ。小型を三枚におろして揚げる。骨せんべも。
●ソテー、ムニエル、カツレツ、フライ、みんな美味しいよ。

長くなったのでドンコは次回にします。。


ドンコグルメ 投稿者:PON 投稿日:2002/11/13

haruさん、ソゲさん、みなさん、こんちは。
私はPON堤のとなり、北島産業前の岸壁を「ドンコ堤」と呼ぶくらいのドンコ好きです。
家族には「ドンコにいるからね〜」と釣りに行きます。外道ではありません。
ドンコは面白い魚で、身は生だと硬いくらいしっかりしているのに、加熱すると崩れます。
脂がのることがないみたいなので肝臓が重要になる「キモ命」の魚です。
そんなところがカワハギに似てますが、カワハギは煮ても身はしっかりしてますね。
★キモを美味しく食べるためには鮮度です。
はらわたが臭うのは知ってますよね。これは個性なので仕方ないです。
鮮度が落ちると臭いは数倍になり、とてもキモを食う気になれません。嫌われる原因です。
でも、釣ってすぐしめる、しっかり冷蔵。これさえ守れば心配ありません。

●ドンコ汁・ドンコ鍋・みそ汁は同じようなもの。具はなんでも。私はネギだけ。
水に酒を加えてネギを入れ沸騰したらドンコを入れる。もちろんキモも。
味付けは醤油、味噌、塩、お好みで。
アンコウのドブ汁のように、肝を炒ってから熱湯を入れると香ばしさが増します。
●刺身  肝あえ・肝醤油
上身はアイナメそっくり。シコシコ、コリコリ。
薄造りか、細造り。厚いと歯ごたえありすぎ。
肝はサッと熱湯にくぐらせてもよい。細かく叩く。
肝あえはアサツキなどが合う。醤油に溶けば肝醤油。
皮が薄くて引きにくいので、皮目をあぶるとまた違った美味しさが味わえる。
●煮つけ
肝を入れて煮つける。ネギ、ショウガ。
●酒蒸し
身が崩れにくいので身を食べるなら私はこれが一番。ユズをしぼる。熱燗の友。
●天ぷら
ふわふわ天ぷら。口の中でとろける。天丼が合ってるかな。
●ロウソク焼き
東北、三陸の名物料理。腹を抜かず、口から棒を通して囲炉裏で焼く。
姿がロウソクの炎に似ている。キモが溶けて身にまわり、その味は絶品、らしい。
囲炉裏がないのでやったことがありません。すんません。

◎ドンコ堤ではこれから寒くなると30オーバーが釣れ、アイナメ、ソイも混じります。
仕掛け


訂正 投稿者:PON 投稿日:2002/11/14

ドンコのロウソク焼きかなりいい加減なことを書いたので訂正します。
と言ってもこれも本物とは違うと思うのでPONのオリジナルと考えて下さい。
@内臓を抜かない、はたぶん違う。内臓を抜いて、肝・味噌・酒・ネギを
 合わせて腹に詰める。または魚の表面に塗りつける。
 あの臭いのワタそのままでは無理がありますよね。
A家庭ではホイル包み焼きがいいでしょう。
 これなら誰でもつくれます。「ドンコのホイル焼き」ですね。
 美味しそうなのでやってみます。?
B頭は上か。わからないので囲炉裏で試して下さい。

本物のロウソク焼き知ってる人いないかな。


冬だけのご馳走ド○コ 投稿者:PON 投稿日:2003/01/14


haruさん皆さんこん○○は
EIアイナメ(エゾイソアイナメ)のキモ和え・キモタタキを食べた人、
美味くてびっくりでしょう?
カワハギと並び、キモが生で食べられる貴重な魚。釣り師だけの特権です。
釣り上げたら直ぐシメて、大切に持ち帰ろうね。

刺身や天麩羅にすれば当然アラが出るので有効利用。「うどん・ソーメン」がおすすめだぞね。
アラでダシをとる(頭も)。アラを除いたら、醤油1:1みりんでつゆを作る。
つゆが煮立ってきたら片栗粉をまぶした身と胃袋を落とす、これが具。なくてもOK
茹で上がったうどん・ソーメンにつゆをかけ、ネギを散らせば出来上がり。
片栗粉をまぶして煮た身はツルンとした食感で美味い。胃袋も珍味。
小型魚でも十分楽しめます。EIアイナメはクセのない魚の代表。つゆが美味い!


キモたたき食って幸せになろう 投稿者:PON 投稿日:2003/01/28

haruさん、皆さんお晩だぞね。
「ドンコのキモたたき」稀にみる美味さはおわかりかな?
期間限定・釣り師限定・生き〆限定。
キモ和えじゃないぞ、粘りが出るまでたたくんじゃ。

ドンコすごいでしょ、びっくりでしょ?
キモ入りタタキは、これより美味いものはなに?と言いたくなります。
タタキに小麦粉をまぶして揚げたやつも絶品です。

量があったら小麦粉をまぶして揚げよう。
少なかったらレンコンの輪切りの穴に詰め、粉をまぶして揚げよう。絶品!
揚げると水分が飛ぶので塩気が強くなる、味噌・醤油は計算しよう。
北の人は「なんだ今頃わかったのか」って思ってるんだろな。
食べられなかった人はカワハギで我慢しよう。

PON提よりドンコ提のほうが大きいのが釣れます。
根掛りに負けずがんばろう!昼でも釣れるよ。


PONさん、ありがとうございます。
いかがですか?外道レシピ。食べず嫌いは??。
好き嫌いはあるにせよ、調理次第で美味しく食べれるんですね。
釣った魚を堤防に放置するのは止めましょう。
資源保護も考え、幼魚、食べない魚はリリースしましょう。haru